大切なのはカラダで感じること!
きものは自分の価値を高めてくれる衣服!
もっとも輝く日本女性になるための着物への道 谷加奈子 です。
あっという間に10月となり、着物も袷の時期になりました!
不思議と毎年、東京・大田区池上で開催されるお会式(10月12日)の頃には涼しくなり、袷に衣替えとなります。
昔から10月1日は衣替え。。。
といわれていましたが、最近のこの暑さでは10月1日の衣替えも言葉だけとなりました。
学生時代は、制服だったので、10月1日からは冬の制服になっていましたが
今では、合い服なるものがあり季節の変わり目を温度で感じて判断できるようになりました。
着物にも合い服とまではいきませんが、段階的に衣替えをしていきます。
7月・8月の盛夏が終われば
麻の着物から透け感の少ない紗の着物となり
重陽の節句あたりから気温に応じて厚手の単衣に衣替え。
帯も八寸や透け感の少ない帯となります。
それと同時に長襦袢の半襟が絽から楊柳・絽縮緬、
そして塩瀬へと衣替え。
なんだか、めんどくさい!
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
見方を変えれば、季節を衣でも敏感に感じられる
そんな四季の移り変わりが日本にはあることが
素晴らしいことだと思いませんか?
色々なオシャレができる。。。
日本人の感覚が研ぎ澄まされているのも
そのおかげです。
だから、衣替えには規則があるのではなくカラダで感じてるもの。
私もまだまだ単衣のままでよいとほんの2~3日前まで思っていましたが
単衣の着物が、とても軽く感じて袷の着物に衣替えとなりました。
もう少ししたら長襦袢も無双(袖だけ袷)に衣替えとなることと思います。
これもまたカラダで感じること。
規則が必要なのは「ケ」の時のTPOを重視しなければならないときだけ。
日本人は「調和」を大切にする民族なので「臨機応変」で良いのです。
大切なのは
カラダとの調和。。。
衣替えは、カラダが教えてくれます。
着物には、そんな日本人の智慧がいっぱい詰まっています。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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