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【着物道通信 No.35】

メルマガバックナンバー


日本人の美しい心を何から学んでいますか?

きものとは心身ともに自分を高める衣服!!
もっとも輝く日本女性になるための着物道 谷加奈子 です。

今日は2017年12月4日、今日は「満月」です。

満月は月全体に太陽の光をいっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが満ちています。

お月様の輝きは
私たちの心に
エネルギーを与えてくれますね!

私は今まで
着物からたくさんのことを
習ってきました。

日本の伝統や文化が
置き去りにされた時代。

着物が好きであることが
悲しかった時代もありました。

それでも
着物を着ることで
人の暖かさに触れ
自信につながり
自分のカラダに目を向け
どんな時にも笑顔になれました。

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

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◆◇師走になりました◇◆
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何かと慌ただしい12月。
あっという間に
今年も終わりになりそうですね。

二十四節気では、小雪から大雪へ。。。
本格的な冬を迎えています。

七十二節では
橘始黄(たちばなはじめてきばむ)

橘の実が黄色く色づく頃です。

橘は、昔から日本に自生していた植物で
古事記や万葉集にも詠まれています。

古事記では
橘(たちばな)は
非時香果(ときじくのみ)とされています。

非時香果(ときじくのみ)とは
「いつでも香りたかい果実」という意味。

橘の実には
不老不死の力を持つ霊薬と
信じられていたようです。

また、万葉集では72首も詠まれ
代表的な一首、聖武天皇のお歌では。

橘は
実さへ花さへその葉さへ
枝に霜降れど
いや常葉の木

橘(たちばな)は
実や花やその葉もすばらしいが
枝に霜(しも)が降っても
ますます栄える常葉の木ですね。

四季が移ろえど
常に青々としている葉が
永遠の命と結びつき
尊ばれていたのですね。

黄金の実は「繁栄」とも
言われています。

「不老不死」に「繁栄」
「橘」が尊ばれていたことが
よくわかります。

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◆◇日本人の美しい心は何から習う◇◆
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先日、懐石料理の勉強会に
参加したときのこと。

「日本人の美しい心」の
話しを伺いました。

さて、みなさん
「日本人の美しい心」って
どんな心でしょう。
形に見えたり
言葉で表せるものでしょうか。。。

例えば「お料理」

家庭料理に始まり
懐石料理にとどまらず
フランス料理
イタリア料理
スペイン料理
アジア料理
などなど

日本では
自国の料理だけでなく
各国の料理を
習うことができます。

最初は
切り方、味付け、彩り・盛り方など
料理の方法を習います。

でも
10年、20年と重ねていくと
料理の方法を習うのではなく
料理から日本人の心を習っていることに
気づいてきませんか?

どんな国の料理でも
日本人の心が宿っていることに。

食材への感謝の気持ち
相手へのおもてなしの心

これらは
言葉では言い表せないこと。

世界の人々が
日本のことを好きなのは

「日本人の美しい心」

に打たれるからです。

日本には
世界から色々な文化が
伝わってきていますが
それは
日本人の
うちに秘めている美しさを
刺激し、蓋を開け
花開かせただけ。

だから
世界各国の料理を習え
味わうことができるのです。

そして、「習い事」を
10年、20年続けるているから
生活の中で気づきが生まれるのです。

日本人は
言葉にできない

「美しい心」

を持っています。

その美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
自分自身です。

「学ぶ」と「習う」は違います。

「学ぶ」とは、真似ること。

「習う」とは、真似たこと(倣う)を
慣れるまで(慣らう)まで繰り返すこと。

私たちの「美しい心」は
日々「習う事」で作られています。

あなたは、何から
「日本人(民族として)の美しい心」を
習っていますか?

次回からは
「着物から習う」ことを
お伝えしていきたいと思います。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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