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【着物道通信 N0.26】

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ご自身の家紋をご存知ですか?

きものは心の栄養!
もっとも輝く日本女性になるための着物への道 谷加奈子 です。

今日は2017年7月23日、昨日は「新月」でした。

新月とは
月の満ち欠けのリズムに合わせて
約29日に一度、新しく月が生まれる日。

「新しく生まれる」って素敵な言葉ですね。

私は今まで
着物からたくさんのことを
学ばせてもらいました。

日本の伝統や文化が
置き去りにされた時代。

着物が好きであることが
悲しかった時代もありました。

それでも
着物を着ることで
人の暖かさに触れ
自信につながり
健康に目を向け
笑顔になれました。

着物には、ファッションだけでなく、
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

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◆◇七十二候からの学び◇◆
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早いもので、7月23日は大暑。
8月7日の立秋まで
一年で一番暑い時を迎えています。

七十二候では
今は、桐始結花
(きりはじめてはなをむすぶ)季節。

5月~6月に桐の花が咲き
盛夏(梅雨明け~立秋前)を迎える頃に
卵形の実を結びます。
今がそのとき。。。

桐は、国内で取れる木としては最も軽い木。

湿気を通さず割れや狂いが少ない木として
古くから珍重されてきました。

発火しづらく虫を寄せ付けないという特徴から
着物や帯などの大切な衣類をしまう家具はもちろん
骨董品や書簡、金庫の材料などに使われていました。

また、成長が非常に早い植物なので
昔の人は、女の子が生まれると桐を庭に植え
その子が結婚する時にその桐で箪笥を作り
嫁入り道具にするという風習があったそうです。

大切なものは桐の箱へ・・・
今も変わらず続いていますね。

桐の花言葉は
「高尚(知性や品格が高く上品なこと)」

桐の花は、高貴な色とされる紫色。

また、中国の神話に登場する
伝説の霊鳥「鳳凰」が
止まる木であることから
神聖な植物とされてきました。

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◆◇ご自身の家紋、ご存知ですか?◇◆
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日本では、中国の神話から
天皇に相応しい意匠として
宮家の副紋『桐花紋』に使われ
政治を任せた武家に
褒美の一つとして下賜したようです。

この『桐の家紋』は、

足利尊氏

織田信長

豊臣秀吉(正確には太閤桐)

徳川家康(隠居後に個人で使用)など

さらには

千利休(利休桐)

尾形光琳(光琳桐)などが

使うことを許されていました。

五七桐花紋は
明治以降
日本国政府の紋章として
使用されています。

家紋は
古くから伝わる日本の文化です。

血の繋がりを重視する時代は
その一族を示す目印として

戦国時代は戦の褒美として

江戸時代は苗字の代わりとして
家を区別するために
家紋や屋号が
使われてきました。

家紋は
その家の歴史であり
始祖です。

今日は新月。
ご自身のルーツを
辿ってみませんか?

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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