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【着物道通信 No.38】

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心を揺さぶる美しい心

きものとは心身ともに自分を高める衣服!!
もっとも輝く日本女性になるための着物道 谷加奈子 です。

今日は2018年1月17日、今日は「新月」です。

新月とは
月の満ち欠けのリズムに合わせて
約29日に一度、新しく月が生まれる日。

「新しく生まれる」って素敵な言葉ですね。

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◆◇心を揺さぶる美しい心◇◆
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先日、久しぶりにDVDを借りて
映画をみました。

普段、考えさせられる映画は
みることがないのですが
友人から薦められて
みることに・・・

そうしたら
映画の途中から
涙が止まらなくなってしまいまして・・・

「感動した」
という単純な言葉では
表現できない感情が沸き起こって
久しぶりにワンワン泣きました。

心を揺さぶられ
閉じていた蓋を開けたような感覚・・・
言葉にはできない
久しぶりに脇上がった気持ち・・・
とても心に染みました。

年齢を重ねてくると
ちょっとしたことでは
心を揺さぶられることが
少なくなり
なんとなく日々を過ごしてしまう・・・

刺激ない生活だなあ~
なんて感じていませんか?

家庭でも仕事でも
毎日のことなので
何かに夢中になったり
情熱を傾けたり
若い頃に比べたら
テンション低め・・・なんて。

ついつい
もう若くないから・・・と
発言してしまうけれど
年齢はただの言いわけ・・・

本人が一番わかっているはずだけど
毎日ワクワクは難しいですよね。

そんなときは
普段と反対のことを
してみてはいかがでしょうか?

笑ってばかりなら泣いてみる

怒ってばかりなら笑ってみる

汚くしていたら徹底的に掃除してみる

家と会社の往復ばかりならば出かけてみる

食べてばかりならばファスティングしてみる

年齢が重なってくると
刺激なんて必要ないように思いますが
そんなことはありません。

何歳になっても
大切なのは心の潤い。

心が乾燥しないよう
ときどきは
たっぷりと水をあげる!

前回もお伝えしましたが
私たちの「美しい心」は
日々「習う事」で作られています。

そして
「美しい心」を築くには
心を振るわせることも大事なこと!

美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身のこころです。

最近
心を震わせていますか?

言葉では
言い表せないこと・・・
味わっていますか?

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◆◇新年の行事から習う日本の心◇◆
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今年も2週間が過ぎました。
お正月から忙しい行事も一区切りですね。

1月7日の人日の節句では
松を納め
無病息災を願い
朝に七草粥をいただき

1月11日の鏡開きでは
正月に神(年神)や仏に供えた
鏡餅を下げて食べます。

鏡開きも
神仏に感謝し
無病息災などを祈って
供えられた餅を頂く慣わし。

神様のご加護が宿った餅は
包丁ではなく手または槌(つち)を
使って割るのが正式ですね。

そして、1月15日の小正月には
小豆粥を食べて悪鬼を避け
疫病を払うという風習 があります。

どの行事も
災いから身を守るためのもの。

昔から伝えられている慣わしは
深く考えずとも
自然に行っていることが多いですね。

それだけ、
無事を願う心が
日本人に
根付いているのだと思います。

自分よりも
家族を思う・・・
日本人の美しい心ですね。

着物にも
無事を願う文様があります。

青海波(せいかいは)

波を扇状の形に描き表す幾何学模様です。

どこまでも広がる大海原に
絶えず繰り返される穏やかな波のように
平穏な暮らしがいつまでも続くように
という願いを込めた吉祥文様です。

青海波という名前は
源氏物語にも登場する
雅楽の舞曲の名前から
付けられたとも言われています。

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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