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【着物道通信 No.15】

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私の着物物語~着物へのあこがれ

きものは自分を高めてくれる衣服!
もっとも輝く日本女性になるための着物への道 谷加奈子 です。

今日は2017年2月11日・建国記念日で「満月」です。

建国記念日は
初代天皇・神武天皇が即位された日!
日本の国が始まった日にあたります。

満月は月全体に太陽の光をいっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが満ちています。

建国記念日が満月だなんて
ワクワクしますね!

私は今まで
着物からたくさんのことを
学ばせてもらいました。

生きることが
息苦しかった時代。

日本が窮屈に思った時代。

着物に救われたこと。

自信につながったこと。

健康を考えるようになったこと。

着物には、ファッションだけでなく、
隠された日本人の智慧と魅力があります。

今年は、「私と着物」をテーマに
私の着物物語を
お話していきたいと思います。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

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◆◇着物は特別な日でないと着られない◇◆
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前回は呉服屋に生まれたお話しをしました。
着物と言えば祖父・・・
小さい頃はそんな思い出しかありません。

呉服屋に生まれた私ですが
決して普段から
着物を着ていたわけではありませんでした。

そして、今見ると笑ってしまうのですが
七五三のときも
十三参りのときも
写真には全く笑顔がないのです。

着物が好きだったはずなのに
なぜ笑っていないのだろう・・・

この写真
怒っている?
不機嫌?

今考えてみれば
その当時
呉服業界は全盛期!

祖父も父も母も
とても忙しくて
子供たちをかまっていられない
状況でした。

それでも
子供たちの行事は
祖父の意向で
絶対に欠かせないものでした。

当然、忙しいので
なんでこんな時に・・・
両親にはそんな気持ちも
混ざっていたのだと思います。

着付けは
お店で働いてもらっていた方にお願いし
子供たちを着替えさせ
写真館に行って「パチリ」

この状況で笑顔は
難しかったのだと思います。

そして、
着物を着る機会も
当然数えるほどでした。。。

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◆◇着物への憧れは募れども◇◆
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思い出してみると
中学時代は部活が中心だったため
お正月に1回
そして十三参りに1回
親戚の結婚式に1回

高校時代も受験のため
着物を着る機会は皆無!

着物に意識が
向くようになったのは
心にも余裕が出てきた
大学時代になってからのことでした。

祖父はすでに他界しており
両親はお店中心。
相変わらず
忙しい毎日だったと思います。

そのため
成人式には
苦い思い出しかありません。

なぜなら
私は一番後回しだったからです。

周りの方々からは
呉服屋さんだからいいわね~
などとお声をかけていただき
私自身も期待が高鳴っていました!

だって
一生に一度の成人式なんですもの!

でも現実は違っていました。

成人式の着物を
決めてあったにもかかわらず
その着物はお客様のもとへ・・・

私は自分で振袖を選ぶことも叶わず
あまりお気に召さない
振袖で成人式を迎えたのでした。

その当時の
私の不満は相当なもの。

あんなにイヤな思いをしたのだから
着物が嫌いになるかと思いきや
なぜか、着物を嫌いには
ならなかったのです!

どうしてなのかしら???

今でも不思議ですが
のちのち
父に何度も何度も粘って
白大島紬を作ってもらったことを思えば
着物への憧れが
強かったのかもしれません。

私にとって
着物は特別なもの。。。

そう思い始めた
大学時代でした・・・

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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