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着物には欠かせない草履の話

メルマガバックナンバー

2022年4月17日は、「満月」でした。
一日遅れの配信となり、申し訳ありません。

満月は月全体に太陽の光を
いっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが
満ちています。

今月の満月はピンクムーン。
美しい夜空はいかがでしたか?
お月さまのエネルギーを
いっぱい感じていただけていたら
幸いです。

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◇◆ 着付けで変わる、カラダの使い方  ◇◆
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前回のメールマガジンでは
ヨガを通して気づいた
昔の女性のカラダについて
お話をいたしました。

前回に引き続き
今日はこんな話から
始めてみたいと思います。

着物を着ると
背筋が伸び
身長が伸びた
気持ちがしませんか?

着物の着付けは
家を建てる時と同じと言うお話は
何回かさせていただいておりますが
やはり土台作りが大切です。

着付の土台作りは
先ず、和装の下着を
つけるところから始まります。

つい疎かにしてしまいがちな
和装下着ですが
ここを疎かにしてしまうと
着物はキレイに着られません。

裾よけで
内臓の筋肉を引き上げ
肌着で
胸の筋肉を引き上げ
ご自身のカラダを
包み込むように
整えていきます。

こうして整えられたカラダに
長襦袢を合わせていきます。

長襦袢は
鎖骨に襟を沿わせることで
衣紋がキレイに抜けて
土台が完成します。

完成した土台に
着物を合わせていくわけですが
次に大切なのが
腰紐の締める位置になります。

腰紐を
骨盤の上の部分に
締めることで
裾よけで引き上げられた
内臓の筋肉が
更に引き上げられ
骨盤が立ち
腰が安定してきます。

安定した腰とは
骨盤が立つことであり
骨盤が正しい位置に
あることを言います。

猫背や反り腰の原因は
骨盤が正しい位置にないから。

着物を着ることによって
骨盤を正しい位置にする事ができ
姿勢が整ってくるというわけです。

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◆◇  着物には欠かせない草履の話 ◆◇
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さて、着物を着る上で
切っても切り離せないのが
足元の草履です。

草履は健康に良い

色々なところで
耳にすることと思います。

先日、昔の方の草履の
鼻緒の話しを伺ったのですが
ビックリするくらい
鼻緒がきつく
締められていたそうです。

今は鼻緒が緩めで
親指と人差し指が
しっかり入っている
履き方をしている方が
多いのですが
昔は突っ掛ける程度で
歩いていたのです。

鼻緒をキツさから
想像するに
足の指が使えており
足のアーチが
しっかりしていたことがわかります。

鼻緒のすげかたは
草履や下駄を履く上で
とても重要な役割があります。

なぜならば
鼻緒の調整により
足にフィットするように
なっているからです。

もし、歩いていて
かかとがパタパタと
離れている感覚がしたら
それは鼻緒が緩んでいる証拠。

鼻緒を締め直してください。

そして下駄や草履は
かかとに刺激が
加えられるような
構造になっています。

ここがビーチサンダルとは
違うところです。

かかとの刺激は
骨密度にも影響するとか。

また、足の裏の筋肉は
脳に密接な関係があります。

足の筋肉が使えていないと
脳からの指令が
届きにくくなるのです。

その結果
つまづき安くなったり
転びやすくなります。

靴の文化で
足の指の機能を
忘れがちですが
今一度、意識を向けて
みて下さいね。

ここ最近
さらに加速し
着物を美しく着るための
筋肉の使い方の
学びも深めています。

着物とカラダの関係
学べば学ぶほどに
奥深さを感じています。

健康なカラダ作りを
着物からもっと
お伝えしたいと思います。

着物の持つ素晴らしさが
自分を大切にすることに繋がり
「丁寧に生きる」ことに
繋がっていただけたら嬉しいです。

着物とは
日本人の豊かで
深い感性を磨くための
着ることで学べる衣。

感性を磨くことで
美しさも磨かれていきます。

日本人のDNAにある
美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
日本人として備わっている
感性を磨いていますか?

着物を通して
日本人の持っている
素晴らしい能力を
一緒に学びませんか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

着物道では
少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

また、インスタグラムでは
目でも楽しんでもらえるよう
私の着姿も載せています。

@kimonodo_tanikanako

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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