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単衣の時期が増えました

メルマガバックナンバー

2022年5月30日は、「新月」
今月、2回目となりますね。

新月とは
月の満ち欠けのリズムに合わせて
約29日に一度、新しく月が生まれる日。
「新しく生まれる」って素敵な言葉ですね。
今日から新しいことを始めてみませんか?

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◆◇ 単衣の時期が増えました ◆◇
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前回のメールマガジンでは
「日本の色」について
お話をいたしました。

夏に向かって
緑が美しくなってきました。


「日本の色」季節の移り変わりとともに

楽しんでくださいね。

さて、今日はこんな話から
始めてみたいと思います。

最近、「衣替えの時期」を
意識していますか?

単衣はいつ頃から

お召しになっているでしょうか?

小さい頃
制服だった時代

衣替えといえば

6月と10月でした。



どんなに暑くても

学校の規則で

5月31日までは
冬の制服を着ていて

暑くて辛かった覚えがあります。

でも最近は
ファッション在りきで

真冬でも
夏のようなスタイルの方を

見かけるようになりました。



季節があやふやになり

季節感がぼやけてきたと
思いがちですが
私はその反対。



ご自身の感性が

どれだけ研ぎ澄まされ

自身のカラダで

季節を判断する時代に
なってきたと思います。



規則に縛られることは

面倒に思いがちですが

身を任せるだけなので

何も考えずにすみます。


でも、規則がなくなり

自由になればなるほど

どんなことも自分で
判断しなければならず

アンテナが敏感になります。



では、ご自身の判断とは
「衣替え」で
どんなことに
注意すれば良いでしょうか?



外気の気温?



ご自身の着たいもの?

季節感?

どこに重きを置きますか?

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◆◇ 相手を思い選ぶ衣 ◆◇
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暑くなるとよく
「着物、暑くないですか???」
とお声がかかり


ブログなどのSNSで

袷の着物を着ている話をしていると

「まだ袷なのですか?暑くないですか?」
と
こちらでもメッセージをいただきます。



確かに
最高気温30度越えとなると

ついつい「暑い!」という
言葉が
出てきてします。


私の場合

お稽古で5月中は
袷の着物
という
暗黙の了解があり

お稽古があるまで

袷の着物を着ていました。



その時に注意したことは

どんな場合にも

見た目涼しく

ご一緒される方が

初夏を思ってもらえること。



おかげさまで

顔に汗をかくことがないので
多少の暑さでも
涼しい顔をしております。


そして、涼しい顔ができるよう

下着にも心を配っています。



着物は
季節を前倒しする方が
良しとされているので

花柄などは早めに着ますが


生地選びには
ある程度
限度があるように思います。

麻の着物は

どんなに早くても

6月も中旬ころですし

薄物の着物も
やはり、
同じように6月中旬ころ。


早めに着たい場合には

透け感を=絽目などを感じない
色を選ぶなどの工夫が必要です。



本来、衣服とは

ただ自分の
カラダを覆うだけではなく

自分以外の方への
思いやりを表すもの。



季節先取りは

次の季節へ目を慣らし

準備をするためでもあります。



好きな衣服を

季節に合わせ
コーディネートする。



洋服よりも
季節を大切にする
着物だからこそ

ひと工夫が
見る方の目を
楽しませてくれるのだと思います。



ご自身の楽しみが

他の方の楽しみにもなる。

楽しみの連鎖が
「丁寧に生きる」ことに
繋がっていただけたら嬉しいです。

着物とは
日本人の豊かで
深い感性を磨くための
着ることで学べる衣。

感性を磨くことで
美しさも磨かれていきます。

日本人のDNAにある
美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
日本人として備わっている
感性を磨いていますか?

着物を通して
日本人の持っている
素晴らしい能力を
一緒に学びませんか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

着物道では
少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

また、インスタグラムでは
目でも楽しんでもらえるよう
私の着姿も載せています。 
@kimonodo_tanikanako

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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