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【着物道通信 No.33】

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色で季節を楽しんでいますか?

きものとは心身ともに自分を高める衣服!!
もっとも輝く日本女性になるための着物道 谷加奈子 です。

今日は2017年11月4日、今日は「満月」です。

満月は月全体に太陽の光をいっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが満ちています。

お月様の輝きは
私たちの心に
エネルギーを与えてくれますね!

私は今まで
着物からたくさんのことを
学ばせてもらいました。

日本の伝統や文化が
置き去りにされた時代。

着物が好きであることが
悲しかった時代もありました。

それでも
着物を着ることで
人の暖かさに触れ
自信につながり
自分のカラダに目を向け
どんな時にも笑顔になれました。

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

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◆◇楓蔦黄、季節ですね◇◆
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そろそろ、東京も
紅葉が始まってきました!

七十二節では
楓蔦黄(もみじつたきばむ)

もみじや蔦が色づいてくる頃です。

日本では
葉が赤色に変わることを「紅葉」と呼び
葉が黄色に変わることを「黄葉」と呼びます。

文字を見れば
その美しい光景が
浮かんでくる。。。

そして、美しい光景から
美しい言葉が生まれる。

秋の山が紅葉することを
「山粧う(よそおう)」といいますが
美しい表現だと思いませんか?

季節の変化を楽しみ
言葉を大切にする!

教わらなくても
色で季節の変化を
感じられるのは
私たち日本人のDNAに
組み込まれているからです。

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◆◇色で季節を楽しんでいますか?◇◆
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さて、着物の世界では
季節の移り変わりとともに
色も変化してきます。

先日、京都の染色家の先生と
話しをしていた時のこと。

色の話になりました!

その先生は
洋服にも似合うショールを
手染めしている先生。

先生の手染めは
着物を染める技法を使っています。

色の美しさが光るショールで
とても人気があるのですが
ちょっとした気温の変化で
売れる色が全く違うのだそうです。

「これは日本人のDNAだね!」

先生曰く
昔から四季の変化を
木々などの自然界から
日々学なび
無意識の中で
衣服で表現していたからだろうと。

確かに
英語で、黄色は
「yellow」の一言で
表現されますが
日本語では
沢山の表現方法があります。

黄色を四季の変化を
表現してみると

春は「蒲公英色」
日本を代表する草花の一つ。

夏は「向日葵色」
夏を代表する花。

秋は「金色」
秋に色づく木々の色。

冬は「黄朽葉色」
晩秋の枯れて黄ばんだ葉の色。

代表的な色を選びましたが
黄色と一言で言っても
数え切れないほどの
色数が日本にはあります。

その色々に
季節を感じ
使い分け
オシャレを楽しむ。

着物では
最初は単色で
季節の色を学びます。

色に馴染んできたら
色を少しずつ重ね
色合いを学び
やがて
色の重ねで
季節を楽しむようになれます。

私たちの色の感覚は
日々の生活で作られています。

着物はその学びの一つです。

お茶会・クリスマス・お正月と
着物に触れる機会の多い季節です。

ご自身の生活に
着物を取り入れてみませんか?

きっと世界が変わってくると思います。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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