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【着物道通信 No.30】

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お彼岸とは

きものは心の栄養!
もっとも輝く日本女性になるための着物への道 谷加奈子 です。

今日は2017年9月20日、今日は「新月」です。

新月とは
月の満ち欠けのリズムに合わせて
約29日に一度、新しく月が生まれる日。

「新しく生まれる」って素敵な言葉ですね。

私は今まで
着物からたくさんのことを
学ばせてもらいました。

日本の伝統や文化が
置き去りにされた時代。

着物が好きであることが
悲しかった時代もありました。

それでも
着物を着ることで
人の暖かさに触れ
自信につながり
健康に目を向け
笑顔になれました。

着物には、ファッションだけでなく、
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

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◆◇お墓参りの季節◇◆
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蝉の鳴き声も止み
二十四節気では秋分へと。。。

秋分とは
太陽が真東から昇り
真西に沈む
昼と夜の長さが
同じになる日のこと。

七十二候も
雷乃収声
(かみなりすなわちこえをおさむ)

夏の間に鳴り響いた雷が収まる頃。
空にはも鱗雲があらわれ
秋の訪れを告げてくれています。

「暑さ寒さも彼岸まで」

毎年、その言葉の通りに
残暑も落ち着き
秋の気候へと
変わっていくのですから
不思議ですね。

今日は彼岸の入りでもあります。

みなさんは
お墓参りに行っていますか?

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◆◇お彼岸とは◇◆
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お彼岸とは
春分の日と秋分の日を中日として、
それぞれ7日間にわたり行われる
日本独自の仏教行事です。

彼岸という呼び方は
仏教の「到彼岸(とうひがん)」の略。

「到彼岸」とは
修行によって人間のいる
「迷いの世界」=「此岸(しがん)」から
神仏のいる
「迷いのない悟りの世界」=「彼岸」へ
「悟りの世界へ到達する」ことを言います。

では、この世から
迷いや苦悩を断ち切るためには
どうすればいいのでしょうか。

仏教の世界では
「六波羅蜜(ろくはらみつ)」
という教えを実践し
悟りを開くことだ言われています。

1.布施(ふせ)
惜しまず施す(与える)こと
2.持戒(じかい)
戒律を守ること
3.忍辱(にんにく)
苦しみに耐え忍ぶこと
4.精進(しょうじん)
たゆまず努力すること
5.禅定(ぜんじょう)
心を落ち着かせ
安定した状態で自己反省すること
6.智慧(ちえ)
正しく判断力をもち
物事の真実を見る目をもつこと

そして秋分の日は
祖先を敬い
亡くなった人を偲ぶ
「追憶の日」とも言われています。

今日は彼岸入り
そして新月です。

日頃なかなか手入れが届かない
お仏壇やお墓など
いつもよりも丁寧にお掃除し
先祖や家族のことを考える日に
してみてはいかがですか?

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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