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【着物道通信 No.29】

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秋の衣替え

きものは心の栄養!
もっとも輝く日本女性になるための着物への道 谷加奈子 です。

今日は2017年9月6日、今日は「満月」です。

満月は月全体に太陽の光をいっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが満ちています。

お月様の輝きは
私たちの心に
エネルギーを与えてくれますね!

私は今まで
着物からたくさんのことを
学ばせてもらいました。

日本の伝統や文化が
置き去りにされた時代。

着物が好きであることが
悲しかった時代もありました。

それでも
着物を着ることで
人の暖かさに触れ
自信につながり
健康に目を向け
笑顔になれました。

着物には、ファッションだけでなく、
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

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◆◇秋を感じる◇◆
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処暑も終わりを告げ
二十四節気では白露へと。。。

白露とは
夜中に大気が冷え
草花や木に
朝露が宿り始めるころ。
降りた露は光り
白い粒のように
見えます。

9月に入り
蒸し暑さも一段落。
秋風が嬉しいですね。

七十二候も
禾乃登
(こくものすなわりみのる)から
草露白
(くさのつゆしろし)へと
秋へと一歩一歩進んでいます。

色もまた
稲が実り光輝く黄金色から
草に降りた露の白い光へ。。。

秋の日差しとなり
優しい光へと変化しています。

日本人は
季節の変化を
目で肌で色で
感じてきました。

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◆◇秋の衣替え◇◆
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洋服の衣替えは
6月と10月と2回ですが
和服の衣替えは
6月と7月と9月と10月の4回になります。

それは大きく分けて
和服には
袷(裏地が付いている)の着物
厚手の単衣(裏地が付いていない)の着物
薄手の単衣(透ける)の着物
があるからです。

昔は
学校の制服が
そうあったように
和服も
1日から衣替えをしていましたが
時代の流れ
気候の変化により
ある程度自由になっています。

ある程度って
どの程度???

そんなご質問をいただきそうですが
私の場合は
カラダの声に従って衣替えしています。

夏の日差しが強くなってきて
袷の着物の重さが気になりだせば
厚手のに単衣に衣替えし
夏の日差しに湿気が加われば
薄手の単衣に衣替えし
秋の風を感じ
着物が軽く感じるようになれば
厚手の単衣に
更に重みを感じたくなってくると
袷の着物に衣替えをします。

これはあくまでも
私の基準です。

茶道など
規律のあるところでは
1日を基準に
衣替えをしますが
男性のお客様の中には
一年中、単衣の着物を
お召しになる方もいらっしゃいます。

着物を着る上で
最も大切なことは
ご一緒する方が
心地ちよく感じてもらうこと。

大汗をかいた姿は
決して美しい姿ではないはずです。

暑い日ならば涼しげに
寒い日ならば暖かに見える。

そんな着こなしを
心に留めていただけたら
嬉しいです。

今日は満月です。
月の光のもと
衣服の整理をしてみませんか?

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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