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【着物道通信No.70 令和元年、宮中祭祀の着物】

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令和元年、宮中祭祀の着物

きものとは心身ともに自分を高める衣服!!
もっとも輝く日本女性になるための着物道 谷加奈子です。

2019年5月5日は、「新月」。

新月とは
月の満ち欠けのリズムに合わせて
約29日に一度、新しく月が生まれる日。

「新しく生まれる」って素敵な言葉ですね。
新しいこと始めてみませんか?

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◆◇令和元年、宮中祭祀の着物◇◆
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令和時代になりました。
元年の始まりの日
みなさまは、いかがお過ごしでしたか?

天皇陛下の
平成最後のお言葉
令和時代になり
新天皇陛下のお言葉
とニュースで拝見した方も
多いことと思います。

そんな中
女性ならば気になる
列席者のお召しもの。

ネット上でも
色留袖、訪問着と
どちらをお召しなのか
かなり話題になっていました。

まずは
色留袖と訪問着の違いを・・・

色留袖は
裾だけに模様があるお着物で
元々は袖を留めているので
既婚者のお召しものでした。

しかし近年
定義が広がり
未婚者もお召しになれる
着物となっています。

紋は、三つ紋が通常で
五つ紋を入れた場合には
お召しになれる範囲が
とても狭まってきます。

なぜならば
主賓よりも
格の高いお召し物は
マナー違反になるからです。

主賓ならば五つ紋でも
良しとされていますが
ゲストとしてお呼ばれした際は
三つ紋または一つ紋が
マナーとなります。

訪問着は
もとは色留め袖を簡略化したもので
裾、肩、袖などに模様が
入っているのが特徴。

以前は
一つ紋を入れていましたが
近年は
紋なしの方も増えています。

国際儀礼の
着装ルールに基づくと
色留袖は正礼装
訪問着は準礼装となりますが

結婚式などの行事では
色留袖は礼装
訪問着は正装となります。

最近では
礼装と正装の
垣根が低くなったように
思いますが
ここで改めてその違いを。

正装とは
改まった席に赴く時の装い。
その人の地位、立場、格式
出向く席の様相などによって異なり
ルールが決まっています。

例えば園遊会。
招待された方には
ドレスコードが
記されています。

礼装とは
儀礼に赴く時の服装のこと。
周囲の人に不快な
思いをさせない服装になります。

結婚式などにおいては
新郎新婦は儀礼の当事者なので礼装
参列者は普通の正装となるのです。

とてもわかりにくいですが
主催者かゲストか
ドレスコードが記されているか否かで
判断されることをオススメします。

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◆◇決まりごとではなく・・・◇◆
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ここの時点で
頭が「???」に
なった方も多いでしょう。

色々なことを調べていると
壁にぶつかることが多々あり
ぶつかったときは
できる限り直接たずねていますが
毎回思うことは
絶対にダメとか、使えないという
決まりはあまりないということです。

昔は慣習として
カラダに馴染んでいたことも
文字にすることで
それが規則に変わってしまった。

着物の世界も同じです。

昔はそんな規則はなかった・・・と
思うことも多々あります。

規則は
何も考えずに従えば簡単ですし
ご自身の意志を持っていれば
難しくもなります。

ここで大切なのは
やはり、相手を思う心ではないでしょうか。

上皇后様の着物姿は
いつもお相手を考え
ご自身で選ばれているとか・・・

お相手を思う心があれば
自然と感性が磨かれ
ご自身の着こなしも
変わってくるはず。

着物は言葉などなくても
思いを伝えられる衣服です。

平成から令和へと
時代が変わっても
その心は変わらずにありたいですね。

着物はファッションだけでなく
日本人の感性を深めるための衣服。

衣食住という言葉の通り
衣は、一番最初にあげられるほど
大切に扱われてきました。

着物道では
着物をもっと深く掘り下げて
着物を活用できるセミナーを
開催しております。

5月からは毎月セミナーを開催して参ります.
詳しくは、下記サイトをご覧下さい。

http://www.kimonodo.or.jp/seminar_detail/id=9

着物を通して
日本人の持っている
素晴らしい能力を
一緒に学びませんか?

感性は磨かれることで
美しさも磨かれていきます。

日本人のDNAにある
美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
キレイを磨いてますか?
感性を磨いていますか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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