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【着物道通信N0.62 新しい年を迎えて】

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新しい年を迎えて

きものとは心身ともに自分を高める衣服!!
もっとも輝く日本女性になるための着物道 谷加奈子です。

みなさま、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

2019年1月6日は、「新月」です。

新月とは
月の満ち欠けのリズムに合わせて
約29日に一度、新しく月が生まれる日。

「新しく生まれる」って素敵な言葉ですね。
新しいこと始めてみませんか?

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◆◇新年を迎えて◇◆
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お正月はいかがお過ごしでしたか?
今年は平成最後の
お正月ということで
話題になりましたね。

私は、例年通り
年末は、御節作り
新年は御墓参りに始まり
氏神様にご挨拶し
親族で新年を祝い
3日間を着物で
過ごしておりました。

昭和時代は
どのご家庭も
下着から着るものまで
新しいものにしていましたが
それも昔のことになりました。

ここで改めて
どうしてそういう風習が
あったのかを考えてみたいと思います。

新年は
歳神様をお迎えし
お祀りするためにあります。

門松は
神様が迷わないために。

鏡餅は
神様が鎮座するところ。

神様がいらっしゃるのであれば
普段着では失礼になりますよね。

カラダを清め
晴れ着でお迎えする方が
自然のように思います。

1月11日の鏡開きまでは
神様がいらっしゃるので
歳神様と一緒である事を
覚えていて下さいね。

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◆◇三が日の着物◇◆
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皆さまは
お正月の服装を
どのようにされましたか?

今年は
平成最後とあって
というわけではありませんが
御墓参りということもあり
父を思い
元旦は父が初めて普段着として
私のために誂えてくれた
矢代仁の矢絣の御召を選びました。

2日目は
お誘いを受け初詣に。
初めての方もいらっしゃったので
華美にならないよう
風通御召に
扇子と鼓の染め帯を合わせました。

3日目は
親族の新年会。
お台所にいることが多いこと
床には松に千両と菊を飾ったので
紫の紬に水仙の染め帯を合わせました。

3日間ともに
心に留めたのは
ザ・お正月にならないよう
皆さまと被らないようにでした。

私たちは
忙しいから・・・
めんどくさいし・・・と
行事の服装を
疎かにしてしまうことがあります。

丁寧に生きる。

ついつい忙殺されてしまう
毎日の生活。

ほんの少しでも、目を向け
ゆっくり味わい
日本人が大切にしてきた
行事の意味に心を馳せて下さい。

日々のあなたは
その積み重ねで作られています。

大切なのは
ご自身がどうありたいか・・・。

感性が磨かれることで
美しさが磨かれていきます。

美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
キレイを磨いてますか?
感性を磨いていますか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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