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【着物道通信 No.14】

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私の着物ものがたり

きものは自分を高めてくれる衣服!
もっとも輝く日本女性になるための着物への道 谷加奈子 です。

今日は2017年1月28日
今年最初の「新月」です。
新月とは
月の満ち欠けのリズムに合わせて
約29日に一度、新しく月が生まれる日。

「新しく生まれる」って素敵な言葉ですね。

今日は始まりの日です。

私は今まで
着物からたくさんのことを
学ばせてもらいました。

生きることが
息苦しかった時代。

日本が窮屈に思った時代。

着物に救われたこと。

自信につながったこと。

健康を考えるようになったこと。

着物には、ファッションだけでなく、
隠された日本人の智慧と魅力があります。

今年は、「私と着物」をテーマに
私の着物物語を
お話していきたいと思います。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

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◆◇呉服屋生まれるということ◇◆
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私の祖父は
滋賀のお寺で生まれ
東京に出てきて
呉服屋になりました。

祖父から
直接聞いたのではありませんが
祖父はお寺を
継ぎたくなかったようで
東京の高輪にあった
丸屋呉服店に
修行に入り
10年後に
独立を許され
現在の蒲田に
大正15年に
店を構えました。

西暦1900年
明治33年生まれの祖父

その長男が私の父
そして私は長女として
生まれました。

皆様には
小さい頃から着物だったのですか?

と聞かれますが
着物を着るのは
お正月と七五三くらいで
ほとんど
着物は着ていませんでした。

もちろん
自分では着ることはできず
母に着せてもらっていました。

呉服屋に生まれても
日舞や茶道などの
お稽古をしていなければ
着物を着る機会は
無きに等しく
バレエに憧れていた私は
着物を着るような
お稽古事に触れることもない
ごくごく普通の女の子として
過ごしてきました。

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◆◇着物から生まれた祖父◇◆
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私にとって
小さい頃の
着物の記憶といえば
イコール祖父の記憶に
なります。

祖父は着物から
生まれてきたのでは。。。

と言われたほど
着物姿が
とても素敵な人でした。

祖父との思い出は

毎日欠かさず
梅干しと卵と煎茶の朝食。

煙管を吸う姿。

お茶を入れてくれる姿。

お経をあげている姿。

休みの日には
月に一度新しくしていた
看板を描いていた姿。

彫り物をしていた姿。

晩年
安住の地について
話してくれた姿。

私にとって
祖父とは
いつも着物姿で
凛とした
存在感のある
大きな大きな人でした。

祖父は
私が中学校の時に
亡くなるのですが
祖父の残してくれた物は
私が着物を続けていける
心の支えとなっています。

そのお話しはまた改めて。

次回は
何故私が着物に目覚めたか・・・
お話ししたいと思います。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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