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昔の女性はできていた?

着物道コラム

『湯文字』ってなあに?

『湯文字』という言葉を聞いたことはありますか?

『湯文字』は、昔の女性の下着のことで、その始まりは、平安時代にさかのぼります。
平安時代、宮中の風呂(御湯殿)に仕える女官が、動きやすいように袴の代わりに身に着けていた白い巻きスカートが、「湯巻」の始まりだったようです。
その当時は、あくまでも袴の代わりで、下着という認識はありませんでした。

時代がかわり、室町時代初めには、この「腰巻」が公家の女性の日常着となっています。
そして、この時代に「湯もじ」という言葉が誕生します。

その語源は、女房言葉(文字詞)から生まれました。
女房言葉とは、室町時代に宮中や院に仕える女房たちが使い始めた言葉で、上品な言葉遣いとされていました。
「○もじ」は、日常生活に慣れ親しんだものにつけられたものに使われた言葉で、「湯巻」を丁寧な言葉で表すと『湯文字』となり、他には「杓文字(しゃもじ)」という言葉が今でも使われています。

『湯文字』が、下着をして認識されたのは、室町時代の後半のことです。
江戸時代には、吉原で長襦袢を着るようになり、肌襦袢や半襦袢と対で使われていた『湯文字』は、完全に下着となったのです。

そこで、疑問が沸いてきませんか?
私は、着物を着ていてず~っと疑問に思っていました。。。

パンティーがない時代、女性はどうしていたの?

あなたもきっと思ったはず。。。

毎月のもの、どうしていたのかな~って。。。
女性の下着が『湯文字』であったと聞けば、疑問に思うのは当然です!
今のようにナプキンがあったわけでもなく、腰巻だけだったのですから、???ですよね。。。

実は、昔の女性は、ためてトイレで出していたのです。

「そんなことできるの???」

実は、昔の女性はできていたのです。

「すごい!どんな技?」

技なんかないんですよ!

昭和時代、平成時代に育った私たちは、世の中に「ナプキン」という存在がありました。
学校でも習いましたが、何も疑問を持たず、「ナプキン」を使い、自然に出してきました。

私たちは、疑問を持たないのですから、それ以外の方法があることを知ることはなかったのです。

初めて知ったとき、私も驚きました!
「そんなことができるんだ!」って。。。

私は、「月経血コントロールヨガ」に出会って、コントロールできることを初めて知り、学び、今現在、実践しています。

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