続けるって難しい???
今日もありがとうございます。着物道の谷です。
小さいころ、みなさまは、どんなお稽古事をしていましたか?
戦後、昭和時代だったら、ピアノ、習字、そろばん、水泳でしょうか。。。
今は、ピアノ、水泳・・・お稽古事よりも塾のほうが忙しいかしら。。。
「お稽古」とは、 古(いにしえ)を稽(かんが)えるの意味で、 芸能・武術・技術などを習うことを指します。「稽える」の意味は、物事を突き詰めて考え合わす。寄せ集めて引き比べること。
お稽古事には練習が必要で、学んだことを繰り返し練習することで上達していきます。
小さいころ、練習をサボって、先生に怒られた。。。
なんて経験した方もいらっしゃるでしょうか。
私も小さいころ、ピアノ・お習字を習っていました。
ピアノは、練習していないとすぐ先生にわかってしまい、怒られた経験は数々です(汗)
小さいころは遊ぶほうが楽しかったので、「どうしてお稽古しなくてはいけないの?」と疑問思ったこともありました。でも、この年齢になり、あのとき、お稽古する意味を知っていたらもっと楽しかったかもしれない。。。と思います。
なぜなら、「続けてこそ意味がある、それがお稽古だから」です。
お稽古をするということは、頭で学ぶのではなく、カラダに馴染んでいくもの。
先生や師匠のマネをしながら、自分のカラダが覚えていくことこそが、そのお稽古で学ぶべき本質が見えてくるのだと思います。
でも、小さいころに通っていたお稽古は、学校が忙しくなったり、受験があったりで、なかなか続けることは難しいこと。
それでも、小さいころにお稽古事に通うことは、とても意味のあることだと思います。
大人になってから始める楽しさ!
私は、40代になってから、お休みしていたお稽古に加え、かねてより始めたかったお稽古、偶然にもチャンスがめぐってきたお稽古と3つの習い事を始めました。
そのきっかけは、叔母たちが、40代から始めたお稽古事を死ぬまで続け、すばらしい作品を目にしていたからです。
どこか、40代から始めたら、ずっと続けられそうな気になっていたのかもしれません。
また、幸いにも、私のわがままをお聞き入れくださる先生に恵まれたこともあります。
仕事をしながらのお稽古は、時間的にも決して楽ではありませんが、「無理をしない!」
を心におき、無理のないお稽古スケジュールを組んで、今も続けています。
おかげさまで、続けてきたからこそ思うことがあります。
それは、どんなに最初はできなくても時間が育ててくれるということです。
先生からみれば、とても歯がゆいかと思いますが、マイペースで続けてきたからこそ、少しずつカラダが覚え、できなかったことができるようになり、動かなかったカラダが動くようになってきたのです。
お稽古事とは、マネから始め、カラダに染み込ませ、自然と身についていくものではないでしょうか。。。
小さいころはわからなかった、お稽古の楽しさは、そこにあるのかもしれません。
現在、「着物道」で開催しています「着物美人ヨガレッスン」は、月に一度のレッスンです。
本当にゆるりとしたレッスンですが、続けている生徒さんは、少しずつカラダの変化を感じています。
ご自身のカラダと向き合う。。。そんな時間を月に一度は作っていただけたら嬉しいです。
暖かさに誘われて、若葉が出始めてきました!
もうすぐ、ゴールデンウィークです。
今週も素敵な時間でありますように!
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