「道」にしてしまった日本人
昨日に引き続き、裏千家の大宗匠のお言葉から、今日は「道」についてお伝えしたいと思います。
日本には、茶道・華道・書道・剣道・合気道などなど、たくさんの「道」があります。
この「道」は、日本独特のものですが、こんなにもたくさんの「道」があるって不思議だと思いませんか???
日本人は、中国や朝鮮半島の大陸から移り来た人と、古くから日本列島に住んでいた民族が一体となって今日に至っています。言葉はあっても文字はなく、大陸で用いられてものが、日本に入ってくると、日本人はそれを道教の教えにより「道」にしてしまったそうです。
何にでも「道」がつくのは、日本人が何にでも精神的なよりどころを求めたからなのです。
道教の教えとは。。。
すべての目標をもたず、ただ「無為自然」に生きると、自然に真実の「タオ」=全体性につながるという思想。
「自然」に対する絶対的信頼があり、本質論のみで方法論らしい方法論をもたない。
ゆえに道教では、道は学ぶことはできるが教えることはできないと言われるています。
言葉で表すことのできるものは、真の「道」ではなく、おのおのが自ら導き出してこそ、真の「道」。
日本にたくさんの「道」があるのは、自ら導き出す環境をたくさん作ったということなのですね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!
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