わびの心とは。。。
侘び寂びってなんでしょう・・・
外国の方からよく質問をいただきます。
日本人でも、感覚的にわかっていても言葉で表現するのは難しいですよね。
桜の時期に、裏千家の大宗匠のコラムに書かれていた言葉を思い出し、ここでお伝えしたいと思います。
昔から日本人が愛している桜は短くも美しい花の風趣が春を迎えた喜びと相俟って独特の思いを致せてくれます。寒い冬の間、雪に埋もれながら春を待つ草の芽がどんなに力強いかを示した藤原家隆の和歌
花をのみ 待つらむ人に 山里の 雪間の草の 春をみせばや
利休居士は「わびの心」をこの和歌に見出し、表面だけの美しい花の姿より、その裏で忍耐強くある自然の素朴な姿を「わび」に結びつけられたのです。
日本人の体内には自ずから「わび」「さび」の心が入り込んでいます。
目ではなく、心で見る美しさ・・・
表面だけでなく、その内側にあるものをいつもみていたいですね!
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