着物道情報着物を、あなたと共に

INFO着物道から着物に関する各種の情報をお届けします。

6

【着物道通信 No.49】

メルマガバックナンバー


着物タンスを開けられないのは…

きものとは心身ともに自分を高める衣服!!
もっとも輝く日本女性になるための着物道 谷加奈子 です。

2018年6月28日は、「満月」です。

満月は月全体に太陽の光をいっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが満ちています。

今月は、満月に吸い込まれていました!

お月様の輝きは
私たちの心に
エネルギーを与えてくれますね!

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇着物タンスを開けられないのは・・・◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━

梅雨だというのに、夏のようなお天気!
昔は、こんなに暑かったかなあ~と
ついついぼやいてしまいます。

今週は着物タンスをめぐる
母娘のお話
最後までお読みいただけたら
嬉しいです。

私の友人、着付けの生徒さんの中に
実家に着物タンスがあるのだけれども
お母様が開けてくれない!

という悩んでいる方がいます。

お一人のお母様は
高いお金を出して仕立てた着物を
自分の目が届かないところでは
管理して欲しくない!
というお気持ちが強く
実家に帰る度に
「着物はない!」と
返事をされるのだそうです。

また、もう一人のお母様は
おばあ様から譲り受けたタンスを
合わせると6棹ほどお持ちで
どのように整理したらよいか
途方にくれてしまっていて
目の前から無くなればよいと
おっしゃるのだそうです。

そして、お嬢様である
お二人に共通していることは
着物を着たいと思っていることです。

最初の方は
着付けレッスンに通われて
2年近くになられますが
実家に帰る度にお母様に
着物がないかを
繰り返し聞いていました。

その結果
あきらめずに聞いたおかげで
最近、ようやく季節の着物が
タンスから出てきました。

お母様も根気強く着付けを続け
着物を着られるようになりたい!
というお嬢様の気持ちと
着物を管理することもできている姿に
心を赦す気持ちになられたのだと思います。

お二人目の方は
お母様に着物タンスを
開けさせるための労力を考えると
二の橋を踏んでしまい
その想いを伝えること無く
今に至っています。

さて、その違いはどこにあるのでしょうか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇伝えられるのはあなただけ!◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━

着物タンスを開けられない
お母様は着物のことを
どう思っているのでしょうか?

お母様は
着物のこと好き?
それとも嫌い?

なんて、考えたことありますか?

私は、タンスにいっぱい
着物が詰まっている方に
何人もお会いしてきましたが
みなさん、着物が好きなかたばかり・・・

例え、タンスが開けられなくても
着物を大切に思っています。

だから、処分することができず
そのまま、そっとしているのです。

代々の着物があれば
なおさら、その大切さが
わかっているので
手を付けることができないのです。

では、どうしたらよいか・・・

どうか
娘であるあなたが
タンスを開ける
手助けをしてあげて下さい。

締まっているタンス(=心)の
扉を開いてあげて下さい。

なぜならば
タンスを開けて
お母様と着物のお話ができる時間は
無限ではないからです。

娘であるあなたが
お母様から聞かなければ
一生、誰も着物のストーリーを
聞くことができないからです。

おばあ様の想い
お母様の想いで仕立てられた着物。

袖を通していたならば
お召しになった時のストーリーが・・・

しつけがかかったままの着物ならば
作った時のストーリーがあるはずです。

それは洋服では味わえない
母の愛情の深さを知る機会でもあります。

子供に受け継いでいくとは
ただ物があれば良いというものではありません。

語り継ぐことで
心の記憶に刻まれていくものです。

家族を想う美しい心は
こうして育くまれていくのではないでしょうか・・・

美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第。

あなたはどこで
キレイを磨いてますか?

眠ったままのタンス
まだ、そのままにしておきますか?

どうしたらよいか悩んでいたら
まずはご相談下さいね!

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

RELATED

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP