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7月といえば

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2022年7月14日は、「満月」です。

一年で一番大きく見える
「スーパームーン」。

満月は月全体に太陽の光を
いっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが
満ちています。

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◆◇ 7月といえば? ◆◇
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前回のメールマガジンでは
「涼しさ」について
お話をいたしました。

「涼しさ」の演出
生活に取り入れていますか?
暑くても五感を響かせ
季節を楽しんでいただけたら
嬉しいです。

さて、今日はこんな話から
始めてみたいと思います。

「お中元」
「暑中見舞い」
7月といえば
「季節のご挨拶」ですね。

「お中元」は
お世話になった人に
日頃の感謝を込めて
送る季節のご挨拶。

「中元」とは
もともと中国古来のまつりごと
上元・中元・下元の
三元のひとつであり
旧暦の7月15日を指します。

この日に行われていた御霊祭に
仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)が混ざり
祖先の霊を供養する日となりました。

そして
江戸時代以降
お盆のお礼に
お世話になった人々に
贈り物をする習慣となり
現在のような形に
なっていったのです。

お中元は
新盆で行う関東では
7月初旬から中旬

関西では
旧暦で行うため
8月初旬から中旬に
お渡しします。

「暑中見舞い」は
土用の期間中に送るもの。

立秋を過ぎたら
「残暑見舞い」となります。

忌中に掛かって
外す場合には
この期間に
「暑中見舞い」として
送ります。

かつては
着物姿で
お世話になった方を訪問し
お中元を渡すコマーシャルが
多く放映されていました。

今では輸送が発達し
直接お渡しする機会が
減りましたが
季節の挨拶は
感謝の表れ。

相手を想う心=礼節を大切にする
日本人だからこその文化。

相手のことを考え
相手が心地よく思うような
心を伴った礼儀を
いつまでも
忘れないでいたいですね。

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◆◇ 贈り物だけでない7月とは? ◆◇
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さて、7月といえば
お中元・暑中見舞いだけでなく
土用の丑の日も有名ですね。

7月は季節の行事では
七夕やほおずき市
夏祭りや花火などがあります。

季節の言葉としては
金魚・葦簀(よしず)・風鈴
朝顔・向日葵・山百合・梔子
桔梗・睡蓮などが挙げられ
浴衣や夏着物の
文様にもなっています。

文様にすることによって
季節を愛で
季節を意識する。

私たちは
都会にいながら
色々な形で
季節を意識する
環境にあります。

どんなときも
四季を楽しみ
自然とともに
生きていく。

日本人の感性は
このようにして
育んでいったのですね。

現在では
アスファルトやビルに囲まれ
冷房の中での生活が
主流になっていますが
そんな時代だからこそ
自然に目を向け
感性を磨く環境を
生活に取り込んでほしいと
思います。

「丁寧に生きる」とは
日常の生活に潤いを与え
心に安らぎと寛ぎを
持たせるもの。

季節を愛でることで
豊かな心が育ち
人へのおもいやりへと
つながっていく。

浴衣や夏着物を纏うことで
自然と磨かれていけたら
嬉しいです。

着物とは
日本人の豊かで
深い感性を磨くための
着ることで学べる衣。

感性を磨くことで
美しさも磨かれていきます。

日本人のDNAにある
美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
日本人として備わっている
感性を磨いていますか?

着物を通して
日本人の持っている
素晴らしい能力を
一緒に学びませんか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

着物道では
少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

また、インスタグラムでは
目でも楽しんでもらえるよう
私の着姿も載せています。 
@kimonodo_tanikanako

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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