着物道情報着物を、あなたと共に

INFO着物道から着物に関する各種の情報をお届けします。

3

【着物道通信No.67 大切にすることとは】

メルマガバックナンバー


大切にすることとは

きものとは心身ともに自分を高める衣服!!
もっとも輝く日本女性になるための着物道 谷加奈子です。

2019年3月21日は、春分の日の「満月」。

満月は月全体に太陽の光をいっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが満ちています。

今夜もお月様の輝きから
心のエネルギーをいただきましょう!

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ご先祖さまに手を合わせる◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━

今日は、春分の日
そして、お彼岸ですね。

お墓詣りにに行かれる方も
多い事と思います。

私の祖父は
お寺の子供として
生まれたこともあり
お彼岸には必ず
親族全員で
お墓詣りに行っていました。

小さい頃は
従姉妹に会える嬉しさと
ピクニックのような楽しさで
お墓詣りは
ワクワクする行事の
ひとつでした。

おかげさまで
何歳になっても
家族でお墓詣りに
行っています。

また、実家に帰れば
仏壇に手を合わせ
祖父に話しかけています。

私たち日本人にとって
先祖と繋がるって
自然なことなんですよね。

みなさまは
どんな思いで
今日を過ごしていますか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇大切にすることとは◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━

最近、色々な方から
こんな話を耳にします。

着物を着始めたら
「着ない着物があるから
着てもらえないかしら。」
と着物がどんどん集まってきて
タンスに入りきれなくなってしまったの。

サイズが合わなかったり
自分の好みでなかったりなのだけど
大切にされてきた着物なので
捨てるわけにもいかず
タンスの中に仕舞ったまま
置いてあるの。

さて、こんな時
あなただったら
どうされますか?

大切にされてきた着物だし
その方の思いが詰まっているので
タンスの中に残しておきたい。

大切にされてきた着物だけれど
着る機会がなさそうなので
着たい人に譲りたい。

大切に仕舞っておきますか?
着てもらえる人に譲りますか?

大切にされた着物には
その人の思いがあり
言葉が詰まっています。

「着物だけをいただいたわけではない」

どこか、先祖との繋がりに似ていませんか?

先祖が大切にしてきたものは
簡単に扱うことはできない。

誰もが持つ感情ですね。

人に譲ることで
その思いを粗末にしたのではないかと
罪悪感を感じるのは
自然なことです。

でも、視点を変えてみると
大切に仕舞っておくということは
タンスの保管場所が変わっただけ
ということになります。

着てもらえると思って譲った着物。
大切な思いをタンスに
閉じ込めてしまっていませんか?

どんなものでも
使ってこそ価値がある。

物を伝えるのではなく思いを伝える。

それが日本の文化ではないでしょうか。
伝統が繋がっていくことではないでしょうか。

思いを封じ込めては
伝えることは難しいですよね。

私たちの祖先が
その時代その時代に
思いを込めて
作り続け
伝えられてきた
日本の伝統工芸。

そこには
日本人の感性が
たくさん詰まっています。

着るからこそ
着物を大切にしようという
思いが生まれてきます。

着物に託された思いを
話す機会が生まれます。

着物には
着物をファッションだけでなく
日本人の感性を深めるため衣服。

衣食住という言葉の通り
衣は、一番最初にあげられるほど
大切に扱われてきました。

感性は磨かれることで
美しさも磨かれていきます。

日本人のDNAにある
美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
キレイを磨いてますか?
感性を磨いていますか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

RELATED

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP