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【着物道通信No.51 夏着物には涼しく見えるコツがある】

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夏着物には涼しく見えるコツがある

きものとは心身ともに自分を高める衣服!!
もっとも輝く日本女性になるための着物道 谷加奈子 です。

2018年7月28日は、「月食満月」です。

満月は月全体に太陽の光をいっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが満ちています。

今夜は残念ながら
台風の影響で
お月様は雲隠れしていますが
雲に隠れても
お月様の輝きは
私たちの心に
エネルギーを与えてくれますね!

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◆◇夏着物には涼しく見えるコツがある◇◆
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連日、35度近い気温が続くと
最高気温30度が
涼しく感じるのですから
人間のカラダって
すごい順応性がありますね。

こんなときでも
着物を着ていると
色々な方から
「ステキですね!」と
声をかけられます。

何枚も重ねているのに
見た目が、涼しく見えるのは
着物の魅力ですね。

肌を覆っているのに
涼しいってどうしてでしょう・・・

今日は涼しく見せるコツについて
お話させていただきます。

着物の場合には
肌を覆う比率が高いので
布の面積が必然的に
多くなってきます。

そのために
どうしても色への
意識が洋服よりも
高くなります。

夏の着物になると
肌の色は関係なく、
白い色・青い色・水色
黄色・オレンジ色などなど
涼しく見える色を
選んでしまうのは
そのためなのです。

では、黒の着物が
多いのはなぜでしょう・・・

これは、下着である
長襦袢の白が透けて見え
かえって涼しく見えるからです。

長襦袢を重ねることによって
柄を浮き立たせ
涼しさを演出することも
着物の得意技です。

肌を露出しない着物は
汗をかいていても
見えないので
涼しく見えるのですね。

見た目涼しく・・・は、
オシャレの重要なポイントです。

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◆◇さらに涼しさを演出する着物◇◆
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みなさんは、夏の着物の柄を
じ~っと眺めたことはありますか?

よ~く見てみると
秋の柄や雪の結晶の柄が
見えてきませんか?

真夏なのに
秋の柄???

真夏なのに
雪の結晶???

一見、季節外れに感じる柄も
考え方によって涼しさを
演出していることに気づかされます。

太陽がギラギラの時に
秋草を見ると
秋の風景が浮かんでくる。

これが日本人の感性です。

秋草から秋の情景を
思い浮かべ
秋を思い
涼しさを感じる・・・

雪の結晶も
同じです。

暑い時に
雪の結晶柄を見ると
真冬の雪の季節に
雪の結晶が
キラキラ輝いている光景を
思い浮かべることができます。

想像力を膨らませて
涼しさを感じる・・・

ちょっとしたことでも
五感を使って
涼を感じられるのが
日本人のステキな魅力です。

着物は決して
涼しい衣服ではありません。

でも、見る方は
涼しげに見え
みなさん褒めて下さいます。

相手のことを思って着る・・・
着物にはそんなお役目があります。

美しさは
自分ではなく
人さまが決めること。

美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第。

あなたはどこで
キレイを磨いてますか?
感性を磨いていますか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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