９月からの着物

2023年8月31日は
8月２回目の「満月」
「スーパームーン」です。

満月は月全体に太陽の光をいっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが満ちています。

今月も空で輝いているお月様から
心のエネルギーをいただきませんか？

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◆◇◆　秋に向けて衣替え　◆◇◆
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前回のメールマガジンでは
「お蚕様のおかげ」について
お話をいたしました。

お蚕さまから
生み出される繭には
たくさんの効用があり
たくさんの産業を
生み出していることを
知っていただけたなら
嬉しいです。

さて、今日は
前回の続き
「秋に向けて衣替え」について
お話ししたいと思います。

明日から9月ですね。
今年の暑さは格別で
とてもとても衣替えをする
気持ちにはなれないのですが
茶道のお稽古では衣替え。

お仕事でも
私の麻の着物は
夏らしい色が多いため
今日で着納めとなります。

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暑い夏をいかに涼しく過ごすか・・・
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着物を着る楽しみの中に
季節の先取りがあります。
夏に着物を着たい方の多くは
ご自身が暑く感じても
「涼しそうね」と
お声をいただくからかもしれません。

着物には何故か
涼しげに見える
美しく見える
マジックのようなものがあります。

白い長襦袢に
黒地の紗の着物。

生地が透けて見えることで
涼しさを呼ぶ。

多彩な色合い。

夏の太陽に負けないくらい
輝いて見える色彩。

決して派手ではなく
太陽と自然の色に溶け込み
馴染んでいる着物。

絹と木綿と麻が
主流の着物は
肌にも優しく
カラダにも優しい。

風が通ることで
涼を感じる着物。

着物を着ることで
ご自身だけでなく
周りに方々の目も
喜ばせることができる着物。

騙されたと思って
一度、袖を通してみませんか？
違う世界が
見えてくる・・・
着物だから味わえる世界です。

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◆◇◆　9月からの着物　◆◇◆　
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本来ならば
厚手の単衣となるのですが
最高気温35度近いと
なかなかすぐには
秋の着物にはなれません。

着物の衣替えは
それほど厳しい
決まりがあるわけではないので
ご自身の判断に
お任せなのですが

気をつけなければならないのは

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季節を感じること
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秋に近づけば
夏の模様の着物よりも
秋の模様の着物のほうがオシャレ。

秋に近づけば
夏の色よりも
秋の色の方がオシャレ。

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日本の美しさは
不完全であること。
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中間の曖昧さを
楽しむことで
美しさが引き立ちます。

暑い時でも
どこか秋を取り入れる。

ご自身の工夫次第で
オシャレ度は
いくらでもアップできます。

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考える癖をつける
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私たちの先祖は
色々な場面で
季節を感じる
生活をしてきました。

季節が日常にある生活は
季節の花
土の香り
季節の色
涼しさの演出
と五感をフル活用して
工夫していたのです。

ついつい
冷房に頼ってしまう生活でも
五感を使って過ごす
そんな癖をつけたならば
もっともっと
日々の彩りが
多彩になっていくことでしょう。

日本に四季がある限り
自然に目を向ける楽しみを
追求していただけたら嬉しいです。

衣食住の最初にくる

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＊　衣　＊
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昔から受け継がれてきたものには
意味がある。

先祖から受け継いできた「衣」は
大切に受け継いでいきたい
日本人の心です。

自然と共に生きるとは・・・
改めて心に問いていただけたら
嬉しいです。

着物とは
日本人の豊かで
深い感性を磨くための
着ることで学べる衣。

感性を磨くことで
美しさも磨かれていきます。

日本人のDNAにある
美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
日本人として備わっている
感性を磨いていますか？

着物を通して
日本人の持っている
素晴らしい能力を
一緒に学びませんか？

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

着物道では
少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

また、インスタグラムでは
目でも楽しんでもらえるよう
私の着姿も載せています。　

@kimonodo_tanikanako

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。