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着物とカラダの関係

メルマガバックナンバー

2023年10月29日は「満月」

満月は月全体に太陽の光をいっぱい浴びているので
パワフルな月のエネルギーが満ちています。

今月も空で輝いているお月様から
心のエネルギーをいただきませんか?

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◆◇◆ 言語から学ぶカラダの違い ◆◇◆
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前回のメールマガジンでは
「秋の色」について
お話をいたしました。

秋も本番を迎え
色の変化から
秋を感じていただけたら
嬉しいです。

さて、今日は
「着物とカラダの関係」について
お話ししたいと思います。

何度となく
テーマにしている
着物とカラダの関係ですが
今日は原点から
お伝えしたいと思います。

今までに
日本語を話す時
英語を話す時
口の開け方
舌の位置を
意識したことは
ありますか?

近年では
英会話の重要性から
日本語と英語を
同時に学ぶ子どもも
増えていますが
私たちは
生まれた時から
日本語を耳にし
主要言語として
話しています。

外国人が
日本語は難しい
とよく言いますが
日本語と英語では
母音や子音の数が違い
リズムにも違いがあります。

英語は「い」の発音が多く
日本語は「あ」や「う」で終わる
文章が多いです。

「い」は
口を横に広げ
上の歯と歯茎の間に
舌がきます。

「あ」や「う」は
口が閉じ
舌は口の中で
下の方にきます。

この違いは
筋肉のつき方だけでなく
呼吸にも違いが生まれます。

呼吸は
生きている限り
続きます。

当たり前ですが
毎日しゃべり
呼吸しています。

***************
日々の暮らしは
食べ物だけでなく
会話や呼吸からも
私たちのカラダを
作ります
***************

日本人と外国人の違いは
農耕民族と狩猟民族という以前に
既にあったのでした。

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◆◇◆ 着物とカラダの関係 ◆◇◆ 
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私たちの話す言葉が
カラダの使い方に
影響を及ぼしていたなんて
考えたことはありませんでしたが
スムーズに呼吸ができるためには
その違いを知ることも
重要なことなのです。

その上で
農耕民族と
狩猟民族との
筋肉のつき方の違いが
それぞれの衣服の違いへと
結びついてくるのです。

着物は
大陸から渡り
日本独自の
生活様式に合わせ
今の形があります。

横に縫い目がなく
縦にだけ縫い目がある
天と地を結ぶ衣服。

女性の着物は
襟が抜けるよう
繰越があり
意識を後ろに
向けています。

帯結びも後ろにあり
背面の筋肉に
意識が向くように
作られています。

男性は
袴の板が
その役割をしていますが
筋肉が発達しているので
女性ほど衣服に意識を向ける
必要がないようです。

とはいえ
袴を履くことで
背骨が正しい位置となり
良い姿勢が保たれるのです。

このように
日本語を話す時の
筋肉の使い方
呼吸の仕方
生活様式から
着物という衣服が育まれ
動きやすいカラダ
呼吸がスムーズできるカラダで
生活することができるのです。

***************
なぜ着物という形ができたか
***************

ただ単にファッションだけでは
片付けられない意味が
着物にはあったのです。

***************
着物は単なるファッションではなく
カラダを作り守るための衣服
***************

着物の本来の意味を知ることは
日本人のカラダを知ること。

健康なカラダを保つためにも
本来カラダの仕組み知る
必要があるのではないでしょうか。

まだまだ
紐解きができていませんが
ひとつひとつを
これからも大切に
丁寧に生きていきたいと
思います。

衣食住の最初にくる

*****
*   *
* 衣 *
*   *
*****

昔から受け継がれてきたものには
意味がある。

先祖から受け継いできた「衣」は
大切に受け継いでいきたい
日本人の心です。

自然と共に生きるとは・・・
改めて心に問いていただけたら
嬉しいです。

着物とは
日本人の豊かで
深い感性を磨くための
着ることで学べる衣。

感性を磨くことで
美しさも磨かれていきます。

日本人のDNAにある
美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
日本人として備わっている
感性を磨いていますか?

着物を通して
日本人の持っている
素晴らしい能力を
一緒に学びませんか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

着物道では
少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

また、インスタグラムでは
目でも楽しんでもらえるよう
私の着姿も載せています。 

@kimonodo_tanikanako

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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