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【着物道通信No.56 着物で秋を感じる】

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着物で秋を感じる

きものとは心身ともに自分を高める衣服!!
もっとも輝く日本女性になるための着物道 谷加奈子 です。

2018年10月9日は、「新月」です。

新月とは
月の満ち欠けのリズムに合わせて
約29日に一度、新しく月が生まれる日。

「新しく生まれる」って素敵な言葉ですね。
新しいこと始めてみませんか?

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◆◇着物で秋を感じる◇◆
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10月に入り
気温の高い日が続いていましたが
ようやく、袷へと衣替えをしました。

毎年のように
衣替えをする日をいつにしようか
自分のカラダの声を聞きながら
決めているですが
今年は、お茶を教える立場となり
10月最初のお稽古日から
袷となりました。

それでも
最高気温は25度を超え
長襦袢は、まだまだ単衣。
見えない部分で
体温を調節しています。

カラダで感じる
絹の重みもまた
気温に比例しているようで
そんなところからも
晩夏から初秋
そして秋の深まりへと
季節の変化を
感じることができるのが
着物の楽しみでもあります。

着物は
自分が楽しむのは
もちろんですが
周りの方が
季節を感じてもらえることも
楽しみのひとつ。

秋を感じる色
茜色・深支子色・リンドウ色
柿色・栗色・郡青色など

秋を感じる植物
菊・紅葉・葡萄・栗・柿など

自然に目を向けてみると
答えが見えてきますね。

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◆◇八掛の色でわかる着物の年代◇◆
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袷の時期になると
ふと目に留まるのが
着物の裏地=八掛です。

ほんの少し
袖と裾から見える八掛は
帯選びの基準となり
粋に見せるか
上品に見せるか
遊び心か
正式な場かなどなど
コーディネートに
大きく関わってきます。

また、選び方で
その方のセンスも
見えてくる・・・
重要な部分でもあります。

昭和時代
着物が全盛期だった時は
八掛の色は
今よりも少なく
着物の色に関係なく
年代によって
大体決まっていました。

今では懐かしい話しですが
それほど、呉服が売れた時代。

八掛とはそういうものと
意識が向いていなかったようです。

現在はお知り合いから
着物をいただいたり
リサイクルも盛んなので
八掛をご覧になり
着物の色に関係なく
紅色や朱色であれば
全盛期時代の着物のはず。

八掛を取り換えることで
着物の印象も変わるので
八掛に目を向けてみて下さい。

八掛を選びは
着物の楽しみのひとつ。

色を大切にする
着物だからこそ
心を配りたいですね。

美しさは
自分ではなく
人さまが決めること。

美しい心を刺激するのも
蓋を開けるのも
花開かせるのも
ご自身の心次第です。

あなたはどこで
キレイを磨いてますか?
感性を磨いていますか?

着物には、ファッションだけでなく、
心身共に成長するための
隠された日本人の智慧と魅力があります。

少しずつ
このメルマガを通して
着物の持つ魅力を
感じていただけたら
嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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